タフ・ターフ(高強度植生マット)
ベルトフレーム(横枠)
ジオグリットをベルト状にしたフレーム。
法枠工の横枠に当たり、高強度植生マットが地盤に密着するように押えます。
横方向に複数本設置し、法枠工の横枠の機能を担う。
勾配が1割以下の厳しい傾斜の斜面の場合は、背面で受ける土圧が増加する事が予想され、高い土圧を受けると、硬性の縦枠(ホールディングバー)の間で中抜けの強度が増し、弾性の高強度植生マットで盤ぶくれが起きる。
補強横枠としてクリープ性の高いベルトフレームを複数段設置する事で繋ぶくれを分散し土の中抜けを抑制する。
法面に複数本設置する事で、ガリ浸食の力を分散する機能が働きます。
勾配が1割以下の厳しい傾斜の斜面では、植生マットと地盤の接着が弱くなり、雨水が入り易くなります。植生マットと地盤の間から雨水が流れると、土壌流失が起き、同時ガリが発生します。
土壌流失が進行するとガリが肥大化し斜面の二次崩壊を引き起こす要因となります。
ベルトフレームで植生マットを押さえ地盤との接着を補強し植生マットの背面を流れる雨水を遮断し表面に移行する。複数段設置する事で、土粒子の移動がその都度止まり、土壌流出を抑制します。